突然ですが、男性を紹介するのです。 1、日本で一番の大学を出て一流企業で働いてて、何ヶ国語か喋れる人 2、元社会人野球の長身ピッチャーで、顔は映画のレミゼに出てくるマリウスに似ている人 3、全拠点でNO1を取り続けている営業マン それぞれどういった人を想像しました? 1番目は、なにやら真面目で堅そうな人。 2番目は、爽やかな好青年でしょうか。 3番目は、なにやら近寄り難い物凄いオーラを秘めてそうな人。 こんな印象を持たれたのではないでしょうか? 全員実在するお父さんの友人ですが、実は2番目のマリウスは関西弁を喋りますと言ったらびっくりすると思うのです。 1番目もヘーイとか挨拶しちゃうお茶目さんなのですし、3番目はノリがよくて面白い人だったりするのです。 彼らを知っている以外はきっと上のとは大きく違うものを想像されたんじゃないかと思うのです。 このように人の想像力というものは勝手に膨らんでいくものなのです。 さて、今回はそんな想像を生かした「初頭効果」についてなのです。 アメリカで行われた実験で、大学の講義に新しい講師が来るとので、その講師の紹介文を書いたプリントを生徒に配りました。 半分のプリントには、「温かくて、判断力に優れ、勤勉で決断力がある」と書かれていて、 残りの半分のプリントには「冷たくて、判断力に優れ、勤勉で決断力がある」と書かれていました。 前のプリントを配られた生徒は、まだ講師に会ってもいないのに、 新しい講師に対して好意的な評価をもち、後のプリントを配られた生徒は、新しい講師に対して好意的な評価をしませんでした。 このように、最初に冷たいと悪いイメージがついてしまうと後々までその記憶が残り悪いイメージをもってしまうことがあるのです。 これは結構大事なことで、最初の出会いはやっぱり気合を入れるべきだと思うのです。 で、最初さえ乗り越えれれば、好意的に受け取り続けてくれるのです。 ただし、これは気休め程度のものだと個人的には思っているのです。逆に隠しすぎても後で苦労すると思うのです。 それでも、やらないよりはやったほうが良いとは思いますので、頑張れるところは頑張ってくださいなのです。