社会心理学理論から「ハイダーのバランス理論」を紹介するのです。 アメリカの心理学者であるフリッツ・ハイダーが提唱した 「好きな人が好きというものは好きになりやすい」 「好きな人が嫌いというものは嫌いになりやすい」 「嫌いな人が好きというものは嫌いになりやすい」 という人間関係に関する理論の一つで、他者を評価するときには他者の存在そのものだけではなく、 自分と他者とのあいだに存在する何かとのバランスが重要だという考え方なのです。 例えば、AとBとCという人がいるとするのです。 Aさんが、Bさんを好きだとするのです。 CさんはAさんが好きだけどBさんをあまり知らない。 そうするとCさんはBさんのことを好意的に思うようになるのです。 またAさんがゴルフが好き。Bさんもゴルフが好き。 こういう状態であれば、AさんとBさんはお互いに好意を持つようになるのです。 逆にAさんがゴルフを嫌い。Bさんもゴルフが嫌い。 という状態でもAさんとBさんはお互いに好意を持つようになるのです。 これがバランス理論なのです。 恋愛として考えるならば、好きな人ができた場合、その人との共通の好きなものや嫌いなものを見つけることで、 相手からの好意を引き出しやすくさせることが出来るのです。 好きな人がいるならそこに近づくように同じ趣味を持つ、もしくは興味を持つのがいいと思うのです。