これはお父さんが開発したものの中で一番好きなものになるのです。 心理学的には「場の理論」というのを利用していることになると思うのです。 「場の理論」はK・レヴィンが提唱した理論で、人間は個人の特性によるだけでなく、 その人が置かれた「場」に影響を受けて行動するものだという説で、組織における人間行動を理解するための1つの枠組みとされるのです。 場の理論によれば、個人の特性を開発するだけでなく、環境の開発を行わなければ、期待行動は現われない、ということがいえるのです。 簡単に言ってしまうと場の雰囲気や環境に個人の行動が影響されるってことを理論化しているのです。 例えば、お酒が得意じゃない人が、皆が一気飲みをしている場所では一気飲みをしてしまうというような、 普段やらないことをその場の雰囲気に流されてやってしまうことも環境によっては起きてしまうということなのです。 では、これを使うとどういうことが出来るか。 例えば「パーティーでは、アドレスを交換するのが当たり前」という雰囲気を作るのです。 「こういう場ではいっぱい知り合っておいた方が良さそうですね。」 みたいなことを言っておいて「とりあえず番号交換しましょうか」と持っていく。 かなり雑ですが、このような感じなのです。 これを自分の中でテンプレートのようなものをしっかり作りこんでおくと イベントの場でアドレス交換が出来なかったということが無くなるのです。 それをやる必要性があるかどうかは置いておいて、 「人間は場の空気に流されやすい」ということだけは覚えておいてくださいなのです。 場の空気を作り出す、環境を味方に使う。 これが出来れば、相手に自分が望む状況を作り出すことが可能なのです。 使い道は無限ですので頑張ってくださいなのです。