「ダブルバインド」からお父さんである「伊藤いっせい」が考えた伊藤術になるのです。 お父さんはこれを物凄く使っているのです。 この技には断るという選択肢を出させないというところが本質だとお父さんは言っているのです。 例えば、 「Aくんってお酒詳しそうだよね~」 「結構飲むからね~」 「行きつけのBARがあるんよ。」 「へー、そうなんだ!そこのお酒って美味しいの?」 「うん、色んな種類があってさ」 (中略) 「Aくんと行ったら酔い潰されそうだね~。美味しいお酒飲んでみたい。ちなみにどんなお酒だったら私にも飲めそう?」 「カクテルが好きだったら【いっせーくん】ってお酒があってさー。それが飲みやすいかな。」 「何か素敵な名前のカクテルだね。私、お酒弱いから酔い潰したりしないでね」 こんな感じらしいです。 これは、ダブルバインドでお話した「OKな前提を作り、選択肢を縛る。」これを使っているのです。 上の状況の例だと「もう飲むことが決まっている状況」を作りだしてるのです。 他には無いお父さんのオリジナルの伊藤術らしいのです。なので、効果の程は自分が実践した結果のみなのが説得力に欠けるかもしれないのです。 といいつつ、ぼくらが知らないだけで似たような技がありそうなのですが。 これはビジネスでも恋愛でも結構効くと思うのです。 大事なのは「前提となる状況を作り出す」ことなのです。 ダブルバインドはそのままでも充分使えるのですが、こちらの前提トリックも結構使えるのです。