フット・イン・ザ・ドアは、相手に対して小さな(相手にとって損失のない)要求を行い、 それが受け入れられてから大きな要求を行うというテクニックなのです。 例えば、試食コーナー。 試食を受け入れたお客さんが、購入の要求も受け入れてしまいやすくなるのです。 これは、自身の行動、発言、態度、信念などに対して、 一貫したものとしたいという心理「一貫性の原理」を利用しているのです。 ちなみに「フット・イン・ザ・ドア」という名前は、訪問販売員が開いたドアの間に足を入れ、 話だけでも聞いてほしいという小さな要求を足がかりに販売成功に持っていくという話に由来しているのです。 これを恋愛に使うと、 「ちょっと見てほしいんだけど」 「ん?どうしたの?」 「今、迷ってる服があって。(写真を見せる)どう思う?」 「お、いいんじゃない?」 「でも、着るとちょっと違う気がして。一度服見に行くの付き合って」 とかなのです。その後、お礼と称してお茶にも繋げることも可能なのです。