恋愛と直接関係ないけれども、間接的には関係することなのです。 まず、ピグマリオン効果とは、教育心理学における心理的行動の1つで、教師の期待によって生徒の成績が向上することなのです。 ローゼンタールとフォードが大学で心理学の実験で、学生たちにネズミを使った迷路実験をさせるのに、 ネズミを渡す際、これはよく訓練された利巧な系統のネズミ、これはまったくのろまなネズミといって渡したところ、 その二つのグループの間で実験結果に差異が見られたのです。前者のネズミを渡された学生たちは、ネズミを丁寧に扱い、 後者のネズミを渡された学生たちは非常にぞんざいに扱い、 その両者のネズミへの期待度の違いが実験結果に反映されたものとローゼンタールは考えたのです。 これは教師と学生の間でもありうるのではないか、と。 そして、教育現場での実験として、サンフランシスコの小学校で、 ハーバード式突発性学習能力予測テストと名づけた普通の知能テストを行ない、 担任には、今後数ヶ月の間に成績が伸びてくる学習者を割り出すための検査であると説明したのです。 しかし、実際のところ検査には何の意味もなく、実験施行者は、 検査の結果と関係なく無作為に選ばれた児童の名簿を学級担任に見せて、 この名簿に記載されている児童が、今後数ヶ月の間に成績が伸びる子供達だと伝えていたのです。 その後、担任は、子供達の成績が向上するという期待を込めて、 その子供達を見ていたのですが、驚くことに確かに成績が向上していったのです。 実はこれは、昔からお父さん(伊藤いっせい)が不思議に思っていたらしく、アイドルさんは何故アイドルさんらしくなっていくのか。 お父さんは周りから期待されたり、そういう風に見られることでそのように振舞うということも関係があると言っていたのです。 そして、それが成長に対して作用していくのではないかとも。人間の細胞は日々生まれ変わっているからそこも関係していくのでは、と。 ピグマリオン効果については賛否両論あるものの、ぼくもお父さんも支持をしているのです。 何より大事なことは男女共に「褒めてくれる人の側にいること」。 自分を褒めてくれる人、自分を高めてくれる人、そういう人の側にいるようにしましょうなのです。 外見だけでなく、やっぱり褒められると笑顔にもなりますし、そういう人間はモテるのです。