人間は、同じ組織内の仲間から認められたい、疎外感を味わいたくないと考え、 仲間のあいだで自分がどのように見られているかを気にする傾向があるのです。 例えば、居酒屋で皆と飲んでて一人だけ帰りづらい。上司が残業してると帰りづらいなど、 仲間や社会と同じ考えでなければならないというプレッシャーを常日頃から感じてはいませんか? それこそがピア・プレッシャーなのです。 さて、ピア・プレッシャーの使い方としては、デート時間を長くするために使うことが可能なのです。 例えば、食事をしてて、もうちょっとデートを楽しみたいときにデザートを頼んで引き伸ばすなどなのです。 ですが、ぼくとしてはピア・プレッシャーはテクニックとしてではなく覚えておいて欲しいものになるのです。 例えば、周りの皆が結婚したり、彼氏が出来たなどの話を聞いて焦って、 妥協を繰返し、変な人と付き合ってしまい後悔するなどはありませんか? これもピア・プレッシャーによるものなのです。 このように「ピア・プレッシャー」はネガティブな効果として使われることが多いのですが、 あえて、高い意識や能力を持った集団に属すという使い方をすることで、 そこに同調しようと頑張れるように自分を仕向けると言った使い方も可能なのです。 これは、教育関係者の中では「ピア効果」と呼ばれているものなのでして、 レベルが高い集団がお互いを刺激・感化させることにより、 集団全体のレベルアップに加え個々の成長に相乗効果をもたらすことが出来るといった効果のことを指すのです。 この「ピア・プレッシャー」や「ピア効果」は和を重んじる日本人には特に効果があると言われているのです。 ただ、周りを気にすることも勿論大事な事ですが、自分を殺す必要まではないと思うのです。 ピアプレッシャーに負けそうになったら、一旦集団から離れることも大事なことだと思うのです。 困ったときは何よりもまず自分を大切にしてくださいなのです。